秋葉原に新しく激安八百屋が出現|家庭用・業務用に野菜を買うならおすすめ

2020年12月23日

秋葉原に2019年3月頃ごろ新しい八百屋ができたのをご存じだろうか。野菜と果物を売るまごうことなき「八百屋」であり,スーパーなどではない。秋葉原と浅草橋との中間地点にあり,激安で野菜を販売している。営業時間も長めで,家庭用はもちろん業務用の野菜を求めて活用することもできる八百屋である。

所在地は秋葉原の東の端|秋葉原・浅草橋から徒歩10分

この八百屋は,台東区台東1-1-1に所在する。秋葉原の東の外れだ。秋葉原駅から向かうと,昭和通りから東へ凸版印刷のほうへ向かい,三井記念病院も通り過ぎて,清洲橋通りの神田和泉町交差点の角,スーパーのライフ神田和泉町店のちょうど向かい側にある。

秋葉原・浅草橋の各駅からいずれも徒歩10分程度の場所となる。秋葉原と浅草橋の境目あたりなので,浅草橋エリアからの利用も十分可能だ。あるいは,自転車などを使えば御徒町・蔵前エリア(徒蔵エリア)から買い物に来ることも十分に可能である。

すぐ近くにはコインパーキングやパーキングメーターもあるので車で来ることも可能であるほか,自転車で来ている人も多いようだ。

なお,買い物客専用の駐車場や駐輪場は見当たらない。

開店の時期は2019年3月半ば

この八百屋,2019年3月半ばごろにいつの間にか開店していた。

この八百屋が開店する一つ前には「安子免税店」という名称の中国人向け免税店が短期間営業していた。その免税店が閉店し,しばらくしてこの八百屋が開店したという流れだ。

店名はない

店名を示す看板も出しておらず,Googleには2019年4月21日時点では「八百屋」という名称で登録されている。いかにも個人経営の八百屋さんといったふうな雰囲気で,元気な声を出して呼び込みをする店員さんが数名で店舗を運営している。

(2020年12月追記:開店当初は店名が不明であったが,領収書などによれば「マヤフルーツ」という屋号であるらしい。)

商品は野菜と果物のみ

売られているのは野菜と果物といった青果のみで,それら以外の肉や加工食品などは置かれていない。まさに「八百屋」という言葉がふさわしい品揃えだ。

陳列も,段ボール箱に野菜を詰めて並べるという形で,値札もふつうの白い紙にマジックペンで野菜名と産地と値段を手書きして壁に貼るといういかにも古典的な形だ。

売られている野菜の種類は日によって異なるが,にんじんやじゃがいも,たまねぎ,りんご,バナナなど,ごく一般的な野菜はおおむね常に置かれている。たまにいちごやメロンといったちょっと良い品物も置かれていることがある。

産地は,日本の各都道府県のほか,外国産のものも一部見られた。

値段は激安

この八百屋,ただの八百屋だったらわざわざ筆をとって紹介することがないだろう。ただの八百屋と違う驚くべき点がその値段だ。これがとにかく安い。激安といって差し支えない安さなのだ。

中にはたった10円のものも

たとえば,サラダ菜が10円,キャベツが38円,大袋に詰め込まれたじゃがいもが98円,いちごが1パック198円,バナナが1房38円,たまごは1パック98円など,とにかく破格の安さで売られている。

野菜なので当然その日によって多少値段が上下するが,激安であることには変わりない。日によって何が安いのかは変わるが,安い野菜は10円という値付けで売られていることもある。

向かいのスーパーのライフ神田和泉町店でも当然野菜が売られており,ライフの野菜が特別高いというわけでもないのだが,それでもライフで売られている同じ野菜の半分以下の価格で同じ野菜を購入できるのだからお得感はものすごいものがある。

ライフ神田和泉町店にも影響?

この八百屋ができて以降,ライフ神田和泉町店も少し前(2019年8月現在)から特価セール的に値段の安い野菜の販売を始めた。明らかにこの八百屋の影響だろう。客足が奪われることを懸念してのことだと思われる。この八百屋ほどに安い値段ではないが,ふだんのライフの販売価格からするとそれよりも安い価格で野菜が売られていることがある。

この激安な八百屋のおかげでライフ神田和泉町店の野菜の値段が下がるのだとしたら,ライフのユーザーにとっては少しお得な話なのかもしれない。

品質は良好

これだけ安いと売られている野菜の品質が気になるところだ。いくら安くても使えないクオリティの野菜であるなら何の意味もない。

もっとも,この点は安心できる結果だった。試しに野菜を購入してみたところ,値段があまりにも安いにも関わらず,品質はいたってふつうのものだった。値段が安いから品質が悪いというような印象はほとんど受けなかった。

たしかに,安い値段なりにやや小ぶりであったり大きさがそろっていなかったり,あるいは多少のキズや痛みが見受けられるものもある。しかし,そのような点はむしろ安さの理由だろうと納得できるものである。

設定されている値段は十分に安いので,このような品質であっても十分に納得できる。なお割安だと感じるくらいである。安いだけで実際には使えないというほどひどい野菜だということは,まったくない。

より品質の安定した野菜を買い求める場合には向かいのライフ神田和泉町店を利用し,値段の安さを優先したいという場合にはこちらの八百屋を利用するという使い分けをすると良さそうだ。

家庭用はもちろん業務用にも

この八百屋,秋葉原の駅からは徒歩10分程度かかる距離ではあるが,この距離を買いに来るだけの価値はあるといえる。

ご家庭の料理に使うのはもちろん,飲食店を経営する方々が業務用として購入しにくるというのもありだろう。場合によっては業務用スーパー(「肉のハナマサ」など)よりも安く野菜が仕入れられるかもしれない。

営業時間は長めで夜も遅くまで営業

ありがたいことに,営業時間はかなり長めに設定されている。

営業日は,月曜日から土曜日までで,日曜日はお休みとなっている。営業時間は,おおむね10時~20時となっている(2019年4月現在。その後変更されている可能性もあるので注意してほしい)。このように,営業時間がかなり長めにとってあるというのも使いやすいところだろう。

買い物の価値ある使える八百屋

2019年3月半ばごろに開店して間もないころは見慣れない店への警戒心からか買い物客の姿は少なめだったが,1か月ほど経った2019年4月下旬時点ではかなりのにぎわいをみせている。

秋葉原で野菜を求めて家庭用または業務用のスーパーをお探しの方は,ぜひ一度この八百屋に足を運んでみてほしい。あまりの安さについついたくさん野菜を買い込んでしまうことだろう。

2020年12月追記|2020年も安定してにぎわっている模様

2019年8月追記:その後しばらく経ち,2019年8月の現時点では初期とは比べ物にならないほどのかなりのにぎわいを見せている。

2020年12月追記:2020年12月時点でもやはり安定して繁盛している様子だ。 2019年の開店初期と比べると自転車で訪れる客も多いようにも見え,遠くから買い物に来ているお客さんも多いのかもしれない。秋葉原・浅草橋エリアはもちろん,御徒町・蔵前エリア(徒蔵エリア)からも買い物に来る人も多いのではないだろうか。2019年や2020年に近隣に引っ越してきた人にとっても,知っておくとお財布にやさしいお店である。