『判例六法Professional』のアプリ版がおすすめ!【新人弁護士、修習生、司法試験受験生向け】

「判例六法Professionalのアプリ版がおすすめ!」というこのタイトルだけで伝えたいことは終わってしまうのだが、修習中に私がこれを使っていて他の修習生の方などとお話をすると意外とこの判例六法Professionalのアプリ版の存在を知らない人が多かった(少なくとも使っている人はいなかった)のでここに少し書いてみる。

『判例六法Professional』は実務家向け判例付き六法として実務では欠かせない存在

『判例六法Professional』といえば、ご存じ、実務家向け判例付き六法だ。書店でも見かけたことがあるのではないだろうか。黒くて大きくて四角い箱のような形をしており、民事系と公法・刑事系とで2分冊になっている。修習生であれば修習先の裁判所などでよく見かけるかもしれない。

『判例六法Professional』は、実務で使用する多くの法令が収載されているだけでなく、主要な法令については参考判例が掲載されており、その数も豊富であることから、実務で少し六法を引くという際には非常に使い勝手が良いものとなっている。特に修習生にはおすすめできる六法だ。その後実務家になってからも使用する機会は多いだろう。

『判例六法Professional』にはアプリ版もあり、使い勝手が非常に良い

さて、今回おすすめしたいのが『判例六法Professional』のアプリ版である。実は『判例六法Professional』にはアプリ版が存在するのである。具体的には、iOS用アプリが存在する。平たく言えば、iPadなどのタブレット端末で『判例六法Professional』をそのまま使用することができるのである。

このアプリ版、収録内容は紙のものと同一となっている。また、操作性も良く、全文検索ができたり同時に複数のタブを開いておいたりするなどのことも可能となっている。

紙媒体の『判例六法Professional』は、ご存じの通り非常に大きく重いので、iPadのようなタブレット端末の中に全て入ってしまって常に持ち運べるというのは非常にうれしい。また、法令名や事項、全文をキーワード検索することもできるのは紙の六法ではできない引き方だ。

アプリ版でも参考判例が全て掲載されているのはもちろん、参照条文についてはリンクまで貼られており、タップするだけでリンク先に飛ぶことができるから、いちいち参照先を引くという作業も不要である。かなり自由自在に六法を引いて調べることができるクオリティの高い仕上がりとなっているのである。紙の六法であればあれこれめくる時間が非常にかかって大変なのだが、デジタルの六法ならではの使いやすさがここにある。

お値段は、紙の六法とのあわせ買いならお安く買える

『判例六法Professional』のアプリ版は、単体で購入すると紙のものと同じくらいには高いのだが、紙の『判例六法Professional』を購入すると購入者特典として優待価格にてアプリ版を格安(860円)で買えるようになる。紙の六法とアプリ版とを合わせて購入するのが断然おすすめだ。

紙の六法は執務するデスクの上に置いておいて、アプリ版は常に持ち運ぶタブレット端末に入れておいて持ち運ぶという使い分けが最も良いだろう。

アプリ版を使用して効率的に条文を引く習慣を身に着けよう

紙の六法を引くことは重要ではありながら、引く時間は意外とかかってしまうものだ。最悪の場合、紙の六法をめくる時間が無駄に思えて次第に条文を引かなくなるということもあり得る。しかし、法律家にとって条文はまさに命ともいうべき仕事道具。必要があるたびに条文を引くのは法律家として最低限の心得だ。アプリ版であれば、目次から条文に飛べたり参照条文のリンクが貼ってあったりキーワードで検索ができたりもするので、条文を引くのが全然苦にならない。ぜひ、アプリ版の『判例六法Professional』を活用して、効率的に条文を引く習慣を身に着けよう。

参照リンク(公式サイト)

iOS用アプリ『有斐閣判例六法Professional』
http://www.yuhikaku.co.jp/static/hrpapp/index.html